登山装備の軽量化を考える(ULはできないけど…) – sunsun fineな日々

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登山装備の軽量化を考える(ULはできないけど…) – sunsun fineな日々

高校生の時に山岳部に入って登山を始めました。あれから幾年…(遠い目)。
僕が使っている登山装備は,そんなわけで古いものが多いので,今どきのものに比べるとやたらめったら重いです(加えて赤道儀など,星撮りの道具も担ぎ上げたりするので尚更です)。
ただでさえテント泊縦走が中心で,装備が重くなりがちなのに,このままではイカンな…。この頃は山に行くたびに,そんなことを感じていました。
そこで登山装備をどれくらい軽量化できるか,現実的な範囲内で考えてみました。いや,以前からぼんやりと考えてはいたんですが,一度ちゃんと整理してみようかと。

目標は -5 kg

装備を見直してみます
UL(ウルトラライトトレッキング)は考えません

まずは基本装備から
 登山靴
 ザック
 レインウェア

「衣」と「住」
 テント
 シュラフ
 マット
 防寒具
 着替えなど

「食」関係
 バーナー(ガスコンロ)
 食料
 クッカー
 水

歩くための装備
 トレッキングポール(ストック)
 アイゼン
 ピッケル

カメラ関係
 カメラとレンズ
 三脚
 赤道儀

その他
小物を見直せば少し軽くなりそう

以上をまとめて考えてみます
夏にハードな山行をする場合
夏山の縦走で星も撮りたい場合
これにいろいろ足して考えます

まとめ

目標は -5 kg
最近は1〜2泊の縦走で,20 kg前後の荷物になることが多いです。ちょっと持ちすぎだな(汗)。
この重荷は,急登や急降下の時には特にこたえます。それで標準コースタイムをオーバーして,時間がかかることも多いんですよね…。予定よりも時間オーバーすると,計画が立てづらくなるし,場合によっては安全にも関わります。
一つひとつの装備を見直して,できれば15 kg以内に収めたいものです。目指せ –5 kg!実際には水を持つので,15 kgを切りたいですね。
装備を見直してみます
UL(ウルトラライトトレッキング)は考えません
近年はウルトラライトトレッキング(以下UL)のスタイルを取り入れる人が増えています。ULの装備を揃えて,テント泊でも10 kg以下に装備を抑える人もいるようです。でも僕の山歩きのスタイルだと,UL装備を使うのは無理かな…。
それで ULは一旦除いて考えることにします。
まずは基本装備から
ます最初に,「登山三種の神器」とされる基本装備から考えてみましょう。
 登山靴
登山靴はこれまで総皮革製の重たい登山靴(片足 1360 g)を使ってきたのですが,最近スカルパ のリベレHDに買い換えました。片足690 g(最近の靴の中でも軽い方だと思います)。これで大幅な軽量化。歩くのが楽になりました。
www.sunsunfine.com
両足で –1,340 g の軽量化達成。靴は当面これで行きます。
 ザック
ザックは,主にモンベルのゼロポイント・エクスペディションパック70Lを使っています(今は販売終了しているみたい) 。このザックの重さは1720 g。大型ザックとしては軽い方だと思います。ただ背中へのフィットがあまり良くなくて,左右にブレることが結構あります。以前,奥穂高岳の垂直ハシゴを下っているときに,背中でザックがズイッ!と動いて緊張が走ったことも(幸い,それでバランスを崩すようなことはありませんでしたが…)。

現在使っているザックは,モンベルのゼロポイント70 Lそんなわけで,一応不足なく使えているとはいえ,できればもう少し背中にフィットするものが欲しいなあ。例えばこれ

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オスプレーのイーサー65。これのLサイズは68 Lなので,今とほぼ同じ容量です。オスプレーではこのザックの背負い心地に,「アンチグラビティシステム」なんていう魅惑的な名前をつけてるので,背負いやすいんでしょうね。
いろんなポケットがついてるのも便利そうだし,二気室にできるのも使い勝手が良さそうです。テントの中で荷物を上にパッキングして,最後にテントを撤収して下に入れるとかの使い方ができそうだし。
ただ重さは2.25 kg。今よりも +530 g 重くなっちゃいますね…。
 レインウェア
今使ってるレインウェアはLOGOSの製品で,透湿素材のものではありません。暑い時期の山では,これは辛いですよね。それにちょっと重くて,上下合わせて640 gあります。

こんなレインウェアを着ていますやっぱりゴアテックスのものが欲しいよねえ。定番はこのあたり ↓。ザ・ノースフェイスのクライムライトジャケット。これ,かっこいいですよね。重さは270 gです。
www.goldwin.co.jp
パンツはこれ ↓ かな。モンベル・ストームクルーザーフルジップパンツ。サイドのジッパーを開けて,登山靴を履いたままの着脱がしやすいモデルです。重さは217 g。
webshop.montbell.jp
上記の2つを合わせると,487 g。現在の雨具と比べると,–153 g の軽量化になります。そしてゴアテックスの雨具を使うと,使い勝手は言わずもがな,軽量化に対してそれ以上の効果がありそうです(あとの方で書きます)。
「衣」と「住」
 テント
いま使っているのはモンベルの「ステラリッジドーム2型」です。重さはフライシート,ポール,ペグ全て合わせて1650 g。このテントは快適だし耐風性もあるしで満足して使っています。当面このままでいいかな。ということで,±0 g。

テントはモンベル・ステラリッジ2。奥秩父・笠取小屋にてステラリッジは一昨年リニューアルして,吊り下げ式になりました。吊り下げ式は設営が楽でいいんですよね。雨の日や強風のときは特にいいですね。そこはちょっと新しいのがうらやましいかも (^ ^;)
 シュラフ
今使ってるのは学生の頃に買った,化繊(ダクロンホロフィル)の3シーズン用シュラフで,1,100 gあります。重くて春先や晩秋には寒い(笑)。真夏の山にはシュラフを省略して,シュラフカバーだけ持っていくことも多いです(モンベルのシュラフカバーで450 g)。
これを羽毛シュラフに買い替えたら,軽く,暖かくできますね。候補はこれ。
cumulus.equipment
ポーランド・Cumulusのダウンシュラフ,X-Lite 300。重さは465 g。非常に軽いのに加えて,コンフォート温度が2 °C, リミット温度が–4 °Cなので,春先から晩秋まで使えそうです。使用中のシュラフと比べると,–635 gの軽量化。これは大きいですね。重さは,シュラフカバーと比べてもほぼ変わらないくらいです。
国内での取り扱いがないので個人輸入になりますが,関税などを含めても,国内メーカーのシュラフとあまり変わらない価格で手に入りそうです。
 マット
現在,テントの床全面を覆う,グランドシートがわりの銀マットとエアーマットを持って行っています。
エアーマットはアマゾンで買った中華製の激安品です(販売はすでに終わってるみたい)。3000円くらいだったかな?現在売っているもので,近いのはこのあたり。

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重さは実測472 gです。特に軽いわけではないし,1日歩いたあと息をフーフーして膨らますのはしんどいけど,当面これでいいかな?と思っています。けっこう寝心地がいいからね。自動膨張式のやつとかもあるけど高いし(笑)。というわけで ±0 g 。
銀マットは実測320 g。でもこれはテント半分(エアマットのない部分)を覆う広さでも十分な気がします。半分に切ろうかな。そうすると–160 g の軽量化。
 防寒具
夏山でも防寒具は持っていきます。使っているのはかなり昔に買った謎のなんちゃってダウンジャケット(530 g)とダウンパンツ(420 g)。星空を撮影するときなどはこれを着て過ごします。また夏山でシュラフを省略した時には,これを着てシュラフカバーに入るのです(「なんちゃって」というのは,中身は多分羽毛ではないからです)。
ここで,レインウェアをさっき挙げたゴアテックスのものにすれば,夜テント外に出る時(星撮りのときなど)にそれを着れば良さそうです(次に書くようにフリースを持って行っているので,それと合わせます)。またシュラフをさっきのCumulusのものに変えれば,防寒具を着ないでシュラフに入っても十分に暖かそうです。
となると,夏山なら防寒具の重さがまるっと省略できることになります。上下合わせて–950 gの軽量化。
 着替えなど
着替えのTシャツや靴下,テント内で着るフリースなどは,まあそのままですかね。汗を拭くためにタオルを一枚持っていきますが,これを手ぬぐいにすれば–50 gくらいの軽量化はできそう。

 

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「食」関係
 バーナー(ガスコンロ)
いま使ってるバーナーは,EPI の「PS型」という古いモデルです。「PS型」は,たしか「ピクニックストーブ型」の略だったかと。これ,ゴツくて重いんですよ。計ってみたら,ケース込みで 515 g ありました。これを買ったのは学生の時なんですが,今でも「どうしてこの重いやつを選んだんだろう?」って不思議に思います。当時でももっと軽いモデルはあったんですけどね。

EPI gas PS型バーナーこれはさっさと買い替えたいなあ。同じ EPI だと「REVO 3700」というモデルが 111 g と軽く,炎のパワーも問題なさそうです。これにすれば,–404 g の軽量化。小さく畳めるところもgoodです。クッカーの中にガスカートリッジとともに入れて持ち運ぶことができますね。

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ガスカートリッジはSサイズ(ガス110 g)のものを持ち運んでいます。夏山なら,これ1個で3泊くらいは余裕でいけそう。
 食料
食べ物はその時の気分でいろんなものを持って行っています。「出来るだけ軽く」の時もあれば,「山の上でウマイものを作って食べよう (^ω^)」という時も(何年か前に,晩秋の雲取山でホルモン炒めを作った時は美味しかったな)。

山ホルモン。最高 (^◡^)軽くする時にはアルファ米を持っていけば,一食あたり100 g 前後軽くできるかな。最近,うちの近くのスーパーでもアルファ米を売っているので助かります。

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また北アルプスなど山小屋が整備されている山域では,昼食を山小屋でとれば,一日300 g くらい軽くできそう。そんなわけで,–100 〜 –500 g 程度の軽量化,ということで。
 クッカー
今使っているクッカーはこれ ↓。モンベルの「アルパインクッカー11+13セット」。浅い鍋が深い鍋の蓋になり,その大小2セットがマトリョーシカのように入れ子になる優れものです。
webshop.montbell.jp
これは全部持っていくと,495 g(実測)。でもアルファ米を使ったり,材料に工夫をすれば内側の鍋と蓋だけ持っていけば事足りそうです。内側だけ持っていけば 227 g なので,–268 g の軽量化。まあこれは今でも時々やってるんでけどね。
 水
水はむやみに減らすことはできません。夏山だと 2 L 以上持つことが多いですが,補給できる目処が立っている場合(次の山小屋,水場が近い時など)は,1.5 Lくらいに減らしても大丈夫でしょうか。そういう場合に限り,–500 g の軽量化ということにしましょう。
余談ですが,水を入れる容器,以前はハイドレーションを使ったこともあるんですが,手入れが面倒&衛生状態がどうも気になるので,最近は百均のナルゲンボトルとペットボトルで済ませています。
歩くための装備
 トレッキングポール(ストック)
今使ってるのはエバニューのストックで,片方245 g。たいてい2本ペアで持っていくので,合わせて490 gとなります。ストックはいろんなメーカーから出ていますが,アルミ製のものはどれも重さに大差ないようです。
軽くするならカーボン製ですが,高いんだよなあ…。そう思いながらamazonを覗いていたら,こんな激安カーボンストックが。一本190 g と書かれています。2本ペアで –110 g の軽量化となります。買ってみようかな…。

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 アイゼン
夏山の雪渓用や冬の低山用には,6本爪とチェーンスパイクを持っていますが,最近はチェーンスパイクを使うことが多いです。これはまあこのままかな。
12本爪アイゼンはカジタックスの古いやつを使っていて,重さは900 g。これはベルト式だし,できればセミワンタッチ式のものに買い替えたいなあ。例えばペツルのバサックだと両足で840 g。–60 g の軽量化になりますね。
www.kamoshikasports.com
12本爪アイゼンを使うような山は日帰りで行くことが多いので(だって,夜寒いんだもん),装備が重くて困ったということはあんまりないのですが。
 ピッケル
ピッケルは Laprada の75 cmという大変長いものを使っています。これも学生の時に買ったのですが,なぜこんな長いのを選んだのか,今となっては謎です。重さは実測で1.0 kg。

75 cmもあるピッケルを使っていますこれを,例えばペツルのグレイシャーにすれば,シャフト60 cmで350 g。–650 g の軽量化となります。アイゼンと同じく夏山の時には関係ないけどね。
www.alteria.co.jp
カメラ関係
 カメラとレンズ
カメラはα6400を持って行っています。すぐに買い換える予定はないので,これはそのまま。レンズは,前回の針ノ木岳には SEL1670Z(標準ズーム,換算24–105 mm, F4通し),SEL35F18(標準単焦点),SAMYANG 12 mm F2(広角単焦点,星撮り用)の3本を持っていきましたが,標準単焦点は一度も使いませんでした。
テント泊の時には星撮りもすることが多いので,標準ズームと12 mm 単焦点の2本を基本に考えればいいかな。そうすると,針ノ木岳の時を基準にすれば –154 g の軽量化。
でもこれは何を撮りたいかによるし,その時によってけっこう変わるかも。
 三脚
山に登る時には,カーボン三脚 Leofoto LS-284C を持って行っています。重さは実測で 1400 g。これは星を撮る時や夜明けの山を撮る時に必要。たまに自撮りにも使ったり…。
これを軽くするのは難しいですが,ハードな山行に備えて,ミニ三脚を買うのもアリかなあ。例えばこういうのが激安であるんですが(680g),どんな感じなんでしょ?

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一応これを持っていくこともあるとして,–720 g の軽量化としておきます。
 赤道儀
星を撮る時に使う赤道儀。自作のもので,本体,コントローラ,電池など諸々合わせて 1 kg くらいです。これは「持っていくか,持っていかないか」の2択ですね。夏の天の川なら固定撮影でもそれほど不満なく撮れますが,もう少し淡い秋〜冬の天の川など(他にも撮りたい対象はいろいろありまして…)をきれいに撮るには,やっぱり持っていきたいですね…。
というわけで,赤道儀,持っていかなければ –1000 g。
www.sunsunfine.com
その他
小物を見直せば少し軽くなりそう
地図,コンパス,ヘッドランプ,スマホ,モバイルバッテリー,ティッシュ,帽子,手袋…。これらの”小物”は安全確保のために欠かせないものが多く,省略はできませんね。でもザックの雨蓋に余計なものがいっぱい入ってそうな気がするので,一度ちゃんと見直そうと思います(この間はモバイルバッテリーを3個持って行ったけど,1個しか使わなかったな)。一応,–200  g の軽量化ということにしておきましょう。
以上をまとめて考えてみます
以上をいったん表にまとめると,以下のようになります。必要な装備を全部更新したとすると,差し引き重量はトータルで –7125 g の軽量化ということになりました。
 
山の装備軽量化大作戦(スマホは横スクロールしてね)

種別
装備
今使ってるもの
現重量
これに変えれば…
変更後
差し引き


登山靴
総皮革製登山靴
2720 g
スカルパ・リベレHD
1380 g
-1.34 kg

ザック
モンベルゼロポイント70 L
1650 g
オスプレーイーサー65
2250 g
+530 g

雨具
LOGOS 非透湿素材
640 g
GoreTexのレインウェア
487 g
–153 g


テント
モンベルステラリッジ2
1650 g
そのまま
1650 g
±0 g

シュラフ
ダクロンホロフィル
1100 g
Cumulus X-Lite 300
465 g
–635 g

マット
エアマット,銀マット
792 g
銀マットを半分に切る
632 g
–160 g


防寒具
ダウンジャケット,パンツ
950 g
省略。ゴアの雨具を着る
0 g
–950 g

着替え等
Tシャツ,フリース等

タオル→手ぬぐい

–50 g


バーナー
EPI PS型
515 g
EPI REVO3700
111 g
–404 g

クッカー
モンベルクッカー
495 g
内鍋だけを持てば…
227 g
–268 g

食料
いろいろ

アルファ米,小屋食を利用

–300 g


飲み水
2 L〜
補給の目処が立っている時
1.5 L
–500 g


ストック
エバニューのポール
490 g
Nature Hike カーボン
380 g
–111 g

アイゼン
カジタックス (古)
900 g
ペツル・バサック
840 g
–60 g

ピッケル
ラプラダ
1000 g
ペツル。グレイシャー
350 g
–650 g


カメラ・レンズ
α6400とレンズ何本か

例:標準単焦点を省略

–154 g

三脚
Leofoto LS-284C
1400 g
ミニカーボン三脚
680 g
–720 g

赤道儀
ふくろう号
約 1kg
赤道儀を持たなければ…
0 g
–1.0 kg


いろいろ
いろいろ

余計なものを見直す

–200 g

 
でもこれを全部持っていくわけではありません。夏山ならアイゼン(12本爪)やピッケルは持たないので,その分は関係ありませんね。それで,いくつかのケースに分けて考えてみましょう。
夏にハードな山行をする場合
例えば北アルプスの大キレットに行く場合(大キレット,行きたいですねえ)。この場合は安全を確保するために,とにかく荷物を軽くしたいですね。そこでこんな感じになるでしょうか。

夏なのでアイゼン,ピッケルは除外
赤道儀は持たない,三脚もミニ三脚に
それ以外は全て軽量化する

すると –6415 g 軽量化した装備で行けることになります。ザックはオスプレーにすると重くなるので今のをそのまま使うと –6945 g の軽量化。登山靴の分を差し引いて背負う分のみを考えても 5605 g 軽くなることになります。ヘルメットを装備に足しても 5kg 以上軽い。–5 kg の軽量化という目標を達成するのは,頑張れば可能ということですね。
計算してみると,背負う荷物は基本 8.7 kg に,プラス 食料,燃料,ヘルメット,着替え,小物で,11 kg くらいに抑えられるかも。この重さなら行けそうな気がします!
夏山の縦走で星も撮りたい場合
夏のアルプス縦走を考えてみましょう。一応3日間の縦走としてみます(例えば表銀座とか)。夜は稜線のテント場で,星も撮りたいですね。この場合は

三脚はちゃんとしたのを持つ
赤道儀も持つ
水は2 L以上持つ

となると,ザックは今のままゼロポイントを使うとして,–4725 g の軽量化。同じく登山靴の分を除くと,背負う分は –3385 g の軽量化になります。まあまあですかね。
これにいろいろ足して考えます
これをベースにして,その時々の登山装備を考えていけばいいでしょうか。例えばこんな感じです。

食事を楽しみたい時は食料,クッカーを余計に持つ → +500 g 程度
写真をたくさん撮る時にはレンズをもう1,2本持つ → +150〜500 g
夏以外の季節なら防寒具を足す → +500 g〜1 kg 程度
積雪期はアイゼンやピッケルをプラス → +1 kg 程度

それでも今より装備を軽くできそうなことがわかりました。
まとめ
装備の軽量化は,行動に余裕を生むだけでなく,安全面からも大切だと思います。一つひとつの装備の軽量化は小さくても,積み上げると大きな違いになってきます。
今回整理して考えてみて,今よりも大幅に軽量化が可能なことがあらためてわかりました(腹の脂肪も軽量化しないとね!)。
でも…。問題はこうやって装備を買い換えるには先立つものが必要だということなんですよね。まあ,いっぺんに揃えることはできませんが,少しずつやっていこうと思います。最優先はレインウェア,シュラフ,バーナーかな。
 

 

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