鉄オタ一網打尽事件について – NOW HERE

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2020年11月3日、休日を利用して趣味の鉄道写真を撮りに行った際に、長瀞町の秩父鉄道の線路を横断したことが、埼玉県警秩父警察署から軽犯罪法違反であるとの指摘を受け、本年9月16日付で送検した旨の連絡を受けました。軽率な行為だったと反省しています。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) 2021年9月18日

 
山添拓議員が撮り鉄やってる時に、いわゆる勝手踏切を渡って書類送検された件で、経緯が不自然だなと思って付けたブコメに大量のスターを付けてもらって一部で陰謀論の片棒を担いだ形になってる件。
 
RRD いわゆる勝手踏切。なんかおかしな話で、線路への立入は鉄道営業法違反で摘発されるのが通例なのに、軽犯罪法って?しかも送検まで1年弱って?現行犯なら1月以内だろうし、そうでなければ、なぜ犯行が確知された? 
 
そのあとに出てきた報道によると、数人の撮り鉄が錯誤の生じやすい環境で待ち構えていた警察のネズミ捕りで一網打尽になった、とのこと。
初期の報道ではそのあたりの特殊事情が表になっていなかったので、一般的ではないおかしな話と受け取ったわけで、一般的ではない鉄オタ一網打尽という事情が分かれば何のことはないし、だからこそ疑問の提示にとどめておいたわけですよ。
 
いまだに、じゃあなんで1年もたってから送検したのか、という話も出てきてしまって、自己解決で終わらせずに安直な陰謀論にくぎを刺す意味で、この件を簡単に解説しておきます。
 
①なぜ鉄道営業法違反ではなく軽犯罪法違反なのか?
通常は鉄オタが線路の立ち入って迷惑をかけた場合、鉄道営業法違反で取り締まります。
今回はおそらく一網打尽にした関係で、線路に入った者、私有地に立ち入った者、その両方の者がいたのでしょう。
ただこんなどうでもいい事件、警察の方も手間をかけるのが面倒でしょうから、一つの事件としてまとめて処理するために全員を1件の軽犯罪法違反という形にまとめた、というのが合理的な説明として成立します。
 
②なぜ今、送致なのか?
だいたい軽犯罪はもちろん、ちょっとした過失の刑法犯だって最速2週間で送致されるものです。去年、線路に立ち入って中央線を止めた衆でも半年で処分が決まっています。
なのに1年もかかったというのも一般的な事例ではありませんでした。
ただ、何人もを一網打尽でまとめて処理したとすれば、中には身元の特定が出来ない者や、否認する者、実際に線路にも私有地にも立ち入ってない者、立ち入ったことを立証できない者もいたでしょうから、そのあたりの手続きで遅れたという説明であれば合理的です。
もちろん警察官が警察学校で反共教育を受けているのは事実で、「やった、共産党が引っ掛かった!選挙前に騒ぎにしてやれ」という可能性もゼロではありません。
でも警察は反共組織である以上に怠惰な組織なので、そんな面倒くさいことをこんな小さな事件でやらないと思いますよ。だいたい誰が指揮して誰が決裁するの?
 
ということで、共産党弾圧主張はスジ悪だということは取り急ぎ指摘しておきます。
根拠のないことは疑問でとどめて断言しないようにしましょう。
まあ、推測表現と断定表現の境目はあいまいですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 

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